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情報収集からイーコマースへ!広がるキュレーションサイトの可能性

キュレーションサイトの活用方法が変わる!キュレーションサイトはマーケティングツールとして有能!

以前、「情報収集には欠かせない!キュレーションサイト活用法の概要」にて、キュレーションサイトの利点などを紹介しました。

インターネット上にある膨大な情報は、一定の価値観や見方によって整理、再構築されたコンテンツとなっていることに価値があります。
さらに最近では、このキュレーションサイトの新たな活用法が注目されています。
これは、情報収集のツールだけでなく、マーケティングに活用しようという目論見です。

今回は、キュレーションサイトをマーケティングツールにするとはどういったことか、どのようなメリットがあるかについて、実例をもとに紹介します。


1.キュレーションサイトがなぜマーケティングにつながるのか

キュレーションサイトには、短時間でより有益な情報を収集できるという利点があります。
ユーザーにこの便利さが広く認知されてきており、また検索エンジンにおいても、まとめサイトは価値がある情報と認識されやすいです。
そのため、キュレーションサイトが検索結果の上位に表示されることが多くなっています。

このような特性を、イーコマース(EC)へ活用する流れが活発化しています。
ユーザーへの情報提供から一歩進んで、ECサイトでの購買行動にまでつなげる、つまりマーケティングに役立てるということです。

具体的には、まず、キュレーションサイトから既存のECサイトへ導線をつくる、またはキュレーションの要素を取り入れたECサイトを新たに構築します。
そのことにより、ECサイトの新規顧客やリピーターの確保、および売上アップを試みる事例が増えてきています。

従来のECサイトでは、たくさんの商品が同様に並列されていて、ユーザーがほしいもの自分で探すという形態が主でした。
そこへ、キュレーションを取り入れることよって「このサイトに来ればこんな商品に出会える」といったように、ECサイト自体をブランディングできるのです。

そのため、ユーザー自身でもEC事業者でもない、第三者のいわゆる「目利き力」が売りとなり、商品を選定する基準(テイスト、世界観、品質、人気度など)で差別化できます。
これこそ、キュレーションをECサイトマーケティングへ活用する場合の大きなメリットです。


2.キュレーションサイトとECサイトを組み合わせた、さまざまな事例が登場!

前述した、キュレーションサイトから既存のECサイトへ導線をつなげた成功例としては、ファッション通販のZOZO TOWNと連携した「WEAR(ウェア)」があります。

WEARは、著名人や一般ユーザーがファッションコーディネートを投稿するアプリです。
投稿を見て気に入った商品を、ZOZO TOWNやブランドのオフィシャルECサイトで購入できるよう連携したことで、ECサイトの売上アップにつながりました。
WEAR運営開始から約2年の2015年10月時点で、WEAR経由でのECサイト月間売上が10億円を突破する実績となりました。

一方で、キュレーションを活用して構築されたECサイトは「キュレーション型ECサイト」などと呼ばれています。
その有名な成功事例として「北欧、暮らしの道具店」が挙げられます。

特徴は、ひとつのアイテムに関する商品説明が丁寧で、写真、文章ともに充実していることです。商品の使用感や使い方の工夫が書かれていたり、外部のライターによる暮らしに役立つ「読みもの」も別途掲載されていたりと、付加価値となる情報がユーザーの心を掴んでいます。
はじめは購入意志がなくても、定期的にサイトを閲覧しにくる人を増やすことで、潜在顧客の確保に成功しています。

このように、キュレーションサイトを活用することで、ECサイトマーケティングは進化し続けています。

今後も、S-Collection株式会社は、企業様にとって欠かせないマーケティングやPRに関する有益な情報提供を行ってまいります。