S-Collection株式会社 メディアについて

S-Collection株式会社のWEBメディアを中心としたメディア事業

テレビのように視聴できる!AbemaTVがユーザー数を伸ばしつづける理由とは?

AbemaTVの魅力を徹底解析!

以前紹介した「変化が早い!インターネットメディアの特徴 - S-Collection株式会社 メディアについて」では、さまざまなインターネットメディアの変遷と概要について紹介しました。
インターネットメディアのなかでも、昨今人気が高い動画配信サービスのひとつにAbemaTVがあります。AbemaTVは、2016年4月の本開局以降ユーザーを順調に伸ばし、2周年を迎えた2018年4月時点でアプリのダウンロード数は2,900万を突破しました。
2017年11月に放送された72時間の生放送番組では、AbemaTV過去最高の7,400万視聴数を記録したことが話題をよび、2018年3月にはMAU月間アクティブユーザー)は1,100万人、WAU(週間アクティブユーザー)は529万人、総視聴時間は5,072万時間を達成しています。

今回は、AbemaTVの魅力と楽しみ方、そして今後の展望について紹介します。

 

1.30チャンネルすべて無料!豊富な番組がどこにいても見放題

AbemaTVは、株式会社サイバーエージェントと株式会社テレビ朝日の共同出資によるインターネットテレビ局です。
AbemaTVの一番の魅力は、すべての番組を無料で楽しめることです。スマートフォンタブレット、PC、Google Cast(Chromecast/クロームキャスト)などのテレビデバイスがあれば、24時間どこにいても番組を視聴することができます。

また、チャンネル数は30種類もあり、オリジナルの生放送、ニュース、音楽、スポーツ、ドラマ、アニメなど多彩なジャンルを楽しむことができます。将棋、麻雀、釣り、ゲーム、格闘などの地上波テレビではあまり放送していない番組を視聴できることも人気のひとつです。
さらに、「マイビデオ」という機能に事前登録しておくことで、放送後でもビデオ録画のように番組を見ることもできます。

AbemaTVのプランは無料と有料の2種類があります。
フリープラン(無料)もプレミアムプラン(月額960円)も全番組の無料視聴ができますが、有料プランでは以下のようなサービスも利用できます。

AbemaTV有料プランのみのサービス
・見逃し視聴ができる全番組の視聴
・「Abemaビデオ」の全コンテンツの視聴
・動画ダウンロード機能

「見逃し視聴ができる」ことが無料プランと有料プランの大きな違いとなります。ただし、有料プランでも見逃し視聴に対応していない番組もあること、見逃し視聴の期限が放送終了から1ヵ月といったように限定されている場合があることを注意する必要があります。AbemaTVでしか放送されないオリジナル番組や、特定のチャンネルでどうしても見たいコンテンツが多数ある場合は、有料プランの利用が効果的です。

利用する状況によってプランをつかい分けることが、AbemaTVを楽しむコツになります。

 

2.コンテンツの強化を最優先しマスメディアを目指す!

2018年度、株式会社サイバーエージェントは引きつづきAbemaTVの「先行投資期」と定めたうえで、売上・製作費ともに引き上げ、事業を拡張していきます。
AbemaTVへの先行投資により、ユーザー数や認知度が増加し、主な収入源である広告収入がアップすると見込まれています。株式会社サイバーエージェントは、この先行投資が広告商品の拡販を事業戦略のひとつになると考えています。

広告収入の増加により、番組コンテンツを強化し、ユーザー数をさらに伸ばすことも考えています。オリジナルドラマの配信や女性向け恋愛系コンテンツの強化、テレビ朝日との連携で人気バラエティ番組を追加配信、レギュラー番組の補強などにより、既存ユーザーの定着と新たなユーザー層の獲得を図っています。

 

AbemaTVはメディアビシネスが成立する規模を1,000万WAUとし、今後も魅力的なコンテンツを増やし、ユーザー数を伸ばしていくとみられます。



スマートフォンで変わる!新たなメディアコンテンツの可能性!①

メディアとコンテンツの切っても切れない関係

以前紹介した「メディアとは - S-Collection株式会社 メディアについて」の中では、歴史とともに変化するメディアについて触れました。
一方で、メディアコンテンツという言葉があります。これは直訳すると、メディアが「媒体」「手段」であり、コンテンツが「中身」「インターネットなどの情報サービスにおいて、提供される文書、音声、映像、ゲームソフトなどの個々の情報」をさします。つまり、メディアコンテンツとはメディアを通じて配信される情報であり、現代では主に「デジタルコンテンツ」と呼ばれています。

今回は、メディアコンテンツについて紹介します。

 

1.メディアの移り変わりで変化!時間と場所を自由に選べる時代に!

メディアの主流がテレビだった時代は、放映時間に合わせて番組を視聴する必要がありました。その後、ビデオやHDDなどの登場により、見たい番組を録画することができるようになり、自由な時間に番組を視聴することができるようになりました。しかし、視聴する場所は家にかぎられ、自由な場所で視聴することができませんでした。
現在では、スマートフォンの流行により、テレビ番組はじめさまざまな情報を時間、場所をとわず、自由に視聴できるようになりました。

 

2. 配信環境の整備によって、より楽しみの増える毎日へ!

大手通信キャリアのdocomoauSoftBankスマートフォン向けに大容量プランを提供しており、2017年3月にはdocomoで100GBまでつかえるプランも登場しました。
同時に、Wi-Fiの整備、通信回線の発達により、これまで以上に大容量の通信が可能になり、情報量が大きなコンテンツをスマートフォンで視聴できるまでに進歩しました。これにより、私たちは時間や場所を選ばず、番組配信サービスを受けることができるようになりました。
また、これまで通信容量が大きくテレビでの視聴が主だったスポーツ中継や、ライブ配信も、いつでもどこでも視聴できるようになってきています。

 

今回は、時代とともに変化してきたメディアについて紹介しました。
次回の「スマートフォンで変わる!新たなメディアコンテンツの可能性②」では、現在つかわれているメディアコンテンツの種類や、今後の可能性について紹介します。



テレビ業界に進出!YouTuberの価値とは?

YouTuberがテレビタレントに並ぶ影響力をもつ時代!

以前に紹介した「まだまだ成長市場!?YouTuberのこれから」では、YouTuber市場の今後の見通しについて紹介しました。また、YouTuberが情報発信していく機会は、これからも増えつづけていくことが予想されています。

今回は、YouTuberのテレビ業界への進出事例や、今後どのような活躍をみせてくかを紹介します。

 

1.人気YouTuberのテレビ出演で期待される効果とは!?

最近、テレビでYouTuberの話題を目にすることや、番組に出演している姿を見る機会が多くなりました。
チャンネル登録者数500万人を超える人気YouTuberのドキュメンタリー番組が組まれることや、人気バラエティ番組や音楽番組への出演、テレビCMへの出演など、テレビ業界へも活躍の場を広げています。番組出演を知らせるYouTube動画やTwitterInstagram投稿にも多くの反応があり、注目を集めています。

YouTuberのテレビ業界への進出で期待されていることは「テレビ番組とYouTubeの相互作用」です。
若者のテレビ離れが進むなか、普段テレビを見ない人が応援しているYouTuberを見るためにテレビを視聴する流れがあります。一方、テレビをよく見る人が、番組やCMをとおしてYouTuberを知ったことをきっかけに、そのYouTuberの動画を見るといった相互作用があります。

2017年3月にはYouTuberをマネジメントするプロダクションが、大手芸能事務所との業務提携を発表しました。YouTuberがテレビ番組に出演する機会は徐々に増えており、YouTuberの影響力は受動的に情報を受け取ってきたテレビ視聴者の層にも広がりつつあります。

 

2.YouTuberと相性のよい業界は?

YouTuberは、フォロワーに対して非常に大きな影響力をもっています。世代によっては、その認知度や人気はテレビタレントにも勝る勢いです。
好きなYouTuberランキングでは、テレビで著名なタレントも混ざるなか、もともとは一般ユーザーに近かったYouTuberがトップ10の多くを占めています。

認知度の高いYouTuberはテレビCMなどをつくる広告業界との相性がよく、広告をだす側としても大きなメリットがあります。これは、人気のYouTuberはファンの数だけ人の目を惹く存在であるため、多くのファンをもつYouTuberを起用した広告は、それだけ多くの人の目にとまるためです。

 

YouTuberは創造性を武器に、テレビや広告などのさまざまなメディアとも融合、共存することで活躍の場を広げ、大きな影響力をもつ存在になっています。同時に、それぞれのメディアがもつ特性を最大限活かすことで、YouTuberがもつインフルエンサーとしての力は、今後さらに強いものになっていくと考えられます。



人気YouTuberがもたらす影響力とは!?

チャンネル登録者数400万人強!企業とのタイアップも好調!

以前の紹介したインフルエンサーがテレビCMを超える時代に突入 - S-Collection株式会社 メディアについて」では、企業がインフルエンサーマーケティングを起用した利点やトレンドについて紹介しました。YouTubeTwitterInstagramといったSNSで多くのフォロワーをかかえるインフルエンサーの影響力は、マーケティング戦略を考える企業にとって重要な存在となっています。

今回は、多くのチャンネル登録者がいる人気YouTuberと企業のタイアップにおける成功事例を紹介します。

 

1.芸能人に匹敵!?YouTuberの影響力!!

現在、日本で数多くのYouTuberが活躍し、フォロワー数(チャンネル登録者数)が100万人を超えるYouTuberも多くいます。

2018年4月現在の累計チャンネル登録者数が400万人を超える、ネットパフォーマーとしても人気のYouTuberは、2017年だけで企業とのタイアップの案件が7件もありました。そのなかでも、ソフトバンク株式会社とタイアップした動画は2,000万再生を超える再生回数を記録しました。
また、登録者数が600万人を超える人気YouTuberが日本コカ・コーラ株式会社とタイアップをした際、「Coke ON」というアプリを実演する動画を配信しました。その動画の再生回数は500万回を突破し、動画投稿初日から実際のアプリダウンロード数アップにも効果を発揮する結果になりました。

登録者数が多く、発信力の高い人気YouTuberとコラボすることで、企業は広告をより多くの方に認識してもらうことができます。

 

2.YouTuberはインフルエンサーマーケティングに最適!?

写真や文字だけよりも、数分間で多くの情報を伝えることができる動画は、マーケティングの有効なツールのひとつです。株式会社サイバーエージェントの公表によると、動画広告の市場規模は2017年の1,374億円から、5年後の2022年には2倍以上の規模に拡大するといわれています。
多くのファンをかかえるYouTuberは、インフルエンサーマーケティングを考える企業にとって、これからも有効な提携先のひとつになると考えられています。

YouTuberのマネジメント業務をしているUUUM株式会社の2017年11月の調査では、YouTuberとのタイアップ動画視聴により、該当商材に対する購買意欲が最大で46.2%、認知度が67.7%も上昇したという結果も出ています。
「Coke ON」の事例のように、操作や工程が少し複雑なアプリの利用方法やメリットを、YouTuberが動画内で実演することで、ユーザーもわかりやすく理解ができ、商材に興味や関心をもつきっかけとなります。

テレビCMのように一方的に発信される情報よりも、ユーザーが選んだYouTuberが実際に検証してくれる情報は、そのユーザーにとって受けとりやすく、次の行動につながりやすいというメリットがあります。
また、YouTuberはTwitterInstagramのアカウントも保有していることが多く、YouTubeでの動画投稿を足がかりに、ほかのSNSとの連携によってさらなる広告効果も期待できます。

 

YouTuberの特性や影響力をもつコミュニティについてよく理解をし、その商材にあったインフルエンサーと協力していくことは、今後のプロモーションが成功する鍵となっていきます。



企業と人を繋ぐ!ブログを活用する企業の戦略とは!?

なぜブログを更新しつづける企業が増えているのか?その絶大なる効果とは!?

近年、ビジネスにおいてブログを活用する企業が増加しています。企業としてブログを更新することは、広報としての効果が期待でき、さらに顧客との接点を増やすことにつながります。
また、顧客とのつながりが増えることは、購買率や認知度の増加にも効果的です。

今回は、企業がブログを活用し、実際にどのような効果を得ているのかを、具体的な事例をとおして紹介します。

 

1.あの有名企業もブログを更新している!?検索順位アップのポイントはブログ更新!

Yahoo!ブログやはてなブログなど一般的に認知度が高い企業から、身近な和菓子屋まで、企業の規模にかかわらず、今では多くの企業がブログを活用しています。
ブログの内容は企業によってさまざまで、ニュースリリースの役割を果たすものから、自社のサービスや製品の活用方法、社員の日常を紹介するものなどがあります。

企業をアピールするために効果的な内容を、継続的に更新することで、Googleなどの検索エンジンで企業サイトのトップページの検索順位を大幅にアップさせることも可能です。

ブログを更新することは、企業のホームページや提供している製品、サービス情報へたどり着く間口を広げることにつながります。また、どのようなコンテンツに育てるかを工夫することで、企業自体への親しみやすさや、イメージを向上させることもできます。

 

2.就活学生のエントリーが7年で60倍以上に!?和菓子屋の戦略は毎日ブログを更新

船橋屋は、1805年に創業のくず餅の製造と販売を手掛ける老舗の菓子店です。2008年当時、船橋屋は若手社員が少なく、学生のエントリー数は250名程度でした。
そこで、多くの学生に船橋屋を知ってもらうためにブログを用いたのです。新卒採用にブログを活用することで、就活生のエントリー者数が2015年には60倍以上に跳ね上がり、5人の新卒採用枠に16,000名を超える学生がエントリーするほどになりました。

船橋屋はブログ開設時から毎日更新することで、新卒採用に熱心である会社であることをアピールしました。商品や会社の紹介はもちろん、学生からの注目が高かった若手社員の入社動機や仕事のやりがいなども多く紹介しました。また、採用担当者だけでなく若手社員自身がテーマを絞らずにブログを書くことで、等身大の社員像が伝わり、就活生に社風をアピールするコンテンツになったのです。

価値のある情報を提供しつづけることは、学生を含む多くの方の共感につながり、エントリー数の増加に繋がった事例といえます。

 

ブログを更新しつづけることは、継続してアクセスする読者の獲得につながります。同時に、読み手の興味があるテーマをアクセス解析をもちいて知り、それに沿った内容を更新することで、効果的な情報を発信できる場になります。

S-Collection株式会社では、テーマ別に7つのブログを運営しています。それぞれのブロクでも、より多くの方に価値ある情報を届けられるよう継続して更新をしています。
ぜひご覧ください。

http://www.s-collection-project.com




「バンパー広告」の有効性! 6秒でユーザーの気持ちをつかむ新たなYouTube広告にせまる!②

「バンパー広告」により動画広告の費用対効果が高まる!?

前回の記事「「バンパー広告」の有効性!6秒でユーザーの気持ちをつかむ新たなYouTube広告にせまる①」では、バンパー広告の特徴やほかのYouTube広告との違いを紹介しました。

Googleが2016年にバンパー広告を導入した当初は、海外での事例がほとんどでしたが、最近では日本での活用事例も増えています。今回は、日本での2つの事例を紹介し、バンパー広告のさらなる魅力にせまります。

 

1.ブランド認知度を向上!!

ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社では、NUROという光回線インターネットサービスのブランド認知度の低さに課題がありました。このサービスのユーザーは、クリエーターなど専門性の高い方が中心だったためです。そこで、ブランド名を浸透させるためにターゲットを一般消費者に絞り、3ヵ月間YouTubeでのバンパー広告配信を行いました。

結果、Googleが提供しているブランド効果測定で「ブランド認知度」が約120%向上し、広告の内容が記憶されている割合(広告想起率)も約380%、特定のキーワードで検索される比率(サーチリフト)も約280%も向上しました。インパクトのあるバンパー広告を複数パターン用意し、一定期間配信することで、視聴者に確実にブランド名を印象づけることが可能になることがわかりました。

 

2.従来の広告「TrueView広告」との組み合わせで効果を発揮!!

動画配信サービスHuluを手がけるHJ Holdings, Inc.では、新作の配信時に、より早く多くの視聴者の認知を得ることを課題としていました。そこで、人気海外ドラマ『アウトキャスト』配信時に、バンパー広告の配信を実施しました。ドラマの視聴者に、作品のタイトル名や配信開始時期を知ってもらうことが目的です。このとき、バンパー広告とTrueViewインストリーム広告を同予算で配信し、広告の訴求効果も確認しました。

結果、両者の広告想起率はほぼ同じになったのです。一方で、広告コストをみると、バンパー広告はインストリーム広告にくらべて33%も低く、ユニークユーザーの獲得数は2倍以上も上回る結果になりました。このことから、TrueView広告とくらべてバンパー広告は、低コストでより多くの視聴者に広告が視聴されることがわかったのです。

同時に、バンパー広告とTrueView広告で、動画広告が表示されたユニークユーザーの重複はわずか5.8%程度で、それぞれ違った層のユーザーに広告が視聴されていました。
つまり、バンパー広告とTrueView広告を組み合わせることは、効果的に多くのリーチを獲得することにつながります。


バンパー広告は比較的新しい広告手法です。6秒という短時間であることの特性を活かした表現技術の向上や、ほかの動画広告や媒体と組み合わせたプロモーションにより、さまざまな活用方法が生み出されていきます。
YouTube広告市場は2021年に300億円を超えると予測されています。右肩上がりの市場のなかで、ユーザーと広告主双方にメリットをもたらす広告手段は、今後もさらに発展していくでしょう。



「バンパー広告」の有効性! 6秒でユーザーの気持ちをつかむ新たなYouTube広告にせまる!①

視聴者にも広告主にもメリット!スキップできない6秒広告の魅力を公開

YouTubeで動画を視聴していると、動画の前後や途中に広告が流れることがあります。途中でスキップできるものや、最後までみないと動画本編を視聴できないものまで、さまざまな種類の広告が存在します。
最近では、最長6秒間のスキップできない「バンパー広告」が新しい広告スタイルとして注目を集めています。

今回は、バンパー広告の特徴とほかのYouTube広告との違いについて紹介します。

 

1.バンパー広告の特徴とは!?

バンパー広告は、モバイル端末などのユーザーが動画を視聴する際にあらわれる、最長6秒間のスキップが不可能な動画広告のことです。バンパー広告はGoogleが2016年5月末から導入した比較的新しい広告形式ですが、たった6秒の間に広告の印象をあたえることから「広告の俳句」とも呼ばれ、YouTube動画広告の主流になりつつあります。

このバンパー広告がもつ、魅力的な3つの特徴について紹介します。

 

1.ブランディングに効果的

バンパー広告は、 ユーザーの記憶に残りやすく、ブランド認知度向上やキーワードの検索率を高める効果があります。
実際に、Googleが提供している「ブランド効果測定」のデータによると、バンパー広告の9割が関連ワードから動画広告を思い浮かべる「広告想起率」を高める効果があることを示しています。

 

2.リーチの拡大に長けている

動画広告が画面に表示された回数を「インプレッション」といいます。バンパー広告はインプレッション数により課金されることもあり、より多くのインプレッションを獲得するように配信されます。そのため、広告をみたことがあるユーザーの割合(リーチ)を拡大することに長けています。

 

3.モバイルに最適化されている

バンパー広告は、最優先でモバイル端末に配信されます。
YouTubeを視聴する方の半数がモバイル端末で視聴しており、国内でのYouTube視聴時間の7割がモバイル端末によるものというデータがあります。
小さな画面で、短時間で動画を視聴する傾向にあるモバイルユーザーには、従来の動画広告よりも短いバンパー広告がより有効となります。

 

2.スキップできないがストレスはない!絶妙な長さ

従来、YouTubeで流れる広告はTrueViewインストリーム広告が主流でした。TrueViewインストリーム広告には5秒後からスキップできる広告(スキッパブル広告)と15秒~30秒の強制再生が必要な広告(ノンスキッパブル広告)の2種類があります。

スキッパブル広告は、画面内のスキップボタンに注目が集まり、広告内容が印象に残りにくいという問題がありました。
一方、ノンスキッパブル広告は、見たい動画を再生できるまでの数十秒間が視聴者にストレスを与え、印象が悪くなったり、動画の離脱率が増えたりしていました。

6秒というユーザーに負担を感じさせない時間で最大限の印象を残すよう設計されたバンパー広告は、ユーザーと広告主の双方にとってメリットがある広告手段といえます。

 

従来の動画広告にない特徴をもつバンパー広告は、右肩上がりで成長をつづける動画広告市場のなかで、新たなフォーマットになるでしょう。
次回は、各企業がパンパー広告を実際にどのように活用しているかを紹介します。