S-Collection株式会社 メディアについて

S-Collection株式会社のWEBメディアを中心としたメディア事業

インフルエンサーがテレビCMを超える時代に突入

「モノ消費」から「コト消費」へ ~情報を発信する時代へ~


インフルエンサー(influencer)とは、「Influence」(影響、感化、作用の意)を語源とする言葉で、他者や一般社会に大きな影響力を及ぼす人のことを指します。
インフルエンサーはブログ利用者が急増した2007年頃から頻繁に使用される言葉となりました。
ブログ利用者の中には数千~数万の読者を持つカリスマブロガーと呼ばれる人物が現れ、その人物が発信した情報が数十万人単位に広まりました。そのことが大きな宣伝効果を持つようになり、購買行動に影響を与えるようになります。
2010年頃には、企業側がインフルエンサーを活用した宣伝、インフルエンサーマーケティングが取り組まれるようになりました。

インフルエンサーマーケティングがアツい理由

インフルエンサーの発信する写真や動画をファンがしっかりと見るため宣伝効果が高い
・適格なインフルエンサーの起用によりメッセージを届けたいターゲットへ確実にリーチできる
・ブランドイメージの向上が期待できる

身近な人や好きなブロガーが勧める、ブランドや商品のインフルエンサーマーケティングに対する発信力は非常に高く、現代のマーケティング業界において、世界中であらゆる業種から注目されています。インフルエンサーマーケティングはブランド戦略に欠かせない支柱となっていますが、ここでは企業がインフルエンサー広告を利用した方が良い3つの理由を紹介します。

1.新しい広告戦略の必要性
アメリカの情報Webサイト「Business 2 Community」によると、自分が普段から親しみや共感を感じるような、ブロガーやSNS発信者などが勧める商品やブランドに対し、実に92%もの人が信頼するそうです。そして81%の人が、インフルエンサーや身近な信頼のおける友人から購買について影響を受けることがわかっています。

2.SNSを活用する世代の台頭
ユーザー生成コンテンツ(UGCマーケティング企業のシュート(Chute)社はなぜインフルエンサーマーケティングは重要なのかという点について、ミレニアルズ (新世代層) と呼ばれるデジタルコンテンツに慣れ親しんだ10代~30代の世代とSNSの関わりをこう分析しています。

・ミレニアルズの64%は、少なくとも月に1回はソーシャルメディアを通じて何か商品を勧めている
・ミレニアルズのネット利用者の1/3は何らかの商品のインフルエンサーとなっている

3.圧倒的なリターン
シュート(Chute)社は効果的なインフルエンサーマーケティングを実施した際、1ドルのマーケティングコストに対して$6.5のリターンが平均的に見込めるという圧倒的なリターンも分析しています。

 

今、東南アジアのインフルエンサー市場がねらい目

今、東南アジアのインフルエンサーが注目されています。市場規模は日本より遥かに大きく、近年日本のブランドが東南アジアのインフルエンサーを起用して、国外での販促で稼ぐという事例が増えてきています。
なぜ東南アジアなのかというと、東南アジア、特にタイはSNS先進国だからです。モバイルでのSNSの利用時間は日本人の倍ともいわれ、その発信力は新聞に並ぼうとしているほどです。1番の特徴として、日本と比べて「ビジュアルのSNS」が主流であることが挙げられます。
日本人は文脈から背景を読み取ることを好むためTwitterが主流ですが、タイ人は文字をあまり好まず、画像で情報を得たがる傾向があります。年齢層も若いため、Instagram上でのインフルエンサー施策がハマりやすいです。
現在、東南アジアのデジタルマーケティングの70%がインフルエンサー起用のキャンペーンになっています。

日本の企業は、インフルエンサーの方たちをブランドへと繋ぎ、発信力を増していくことが、アジアを引っ張っていく存在になれるかの分かれ道と言っても過言ではありません。
今やインフルエンサーの影響力はテレビCMに匹敵するともいわれ、企業も彼らを戦力とする時代です。
時代のニーズを敏感にくみ取ってマーケティングに生かしていくために、インフルエンサーをうまく活用することが、利益へつなげるひとつの手段ではないでしょうか。