これを読めばわかる!今さら聞けない「バズる」ってどういうこと?
情報を発信するなら「バズらせて」イメージアップ
ネット上で「バズる」という言葉をよく見かけませんか。
「バズる」とは、マーケティング用語の「Buzz(バズ)」に「~する」をつけてできた造語のことです。
ネット上で特定の単語や話題が爆発的に広まっている状態を意味します。
「バズる」「バズっている」という表現は、ネット上で特定の単語を使う人が一時的に増えたり、テレビやネット記事などの影響で特定の話題が爆発的に広まっている状態をいいます。「(ネット上で)話題になっている」「流行している」という意味でとらえるとわかりやすいですね。
1.「バズる」の語源は?
「Buzz」は擬音語で、「ハチがぶんぶんと飛び回る音」「ひとつの場所に集まってうわさ話でざわざわする」という意味があります。
「ぶんぶん」と耳障りなほど耳にする、人がうわさ話にするほど話題になっていることから転じて、「話題になっている」「口コミで広まっている」という意味で使われるようになりました。
ほかにも、「(場所の)活気」「(砕けた言い方だと)ワクワクする気持ち」や「(一時的な)幸福」といった語源もあります。「Buzz」にはもともとポジティブな意味合いが含まれているのです
2.「バズる」と「炎上」の違い
ネット上で特定の話題が広く拡散される状態をあらわす、「炎上」という言葉があります。「バズる」も「炎上」も、ネット上で特定の話題が爆発的に広まることを意味しますが、2つの言葉には決定的な違いがあります。
「炎上」は批難されるような話題がネット上で広まるマイナスの事象です。
一方の「バズる」は、話題が好意的にネット上で広まるプラスの事象です。
ただし、ひとたび「バズる」と一気に情報が拡散されてしまうので、情報の扱いには注意が必要です。後で情報に間違いがあったと気づいても、一度「バズる」と訂正するのは難しくなります。もちろん情報が間違っていれば直ちに訂正すべきですが、ひとたび「バズる」と発信者の意思と関係なくあっという間に情報が広まってしまうのです。
情報を発信するのならば、プラスのイメージで拡散したほう方がいいでしょう。「おもしろい」「友人にも教えたい」「これ可愛い/ウケる」といったポジティブな印象を読者に与えられると、企業であれば自社商品の購買や手を組みたいという取引先が増えたりと大きな利益につながる可能性があります。
ネット上で情報を発信することが多い昨今、個人でも企業でもいかに自身の情報をバズらせるかが業績拡大のカギを握るといえるでしょう。