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年間1,000時間の業務削減が可能に!「AIを活用した問診」による医療革命が今はじまる

活躍の場が広がるAI。医療業界に変革をもたらす!

AIの発展にともない、現在では旅行業、タクシー業、農業などさまざまな分野でAIが利用されています。

近年、そんなAIが医療業界でも導入されており、なかでもニューノーマル時代で注目されているのが「AIを活用した問診」です。

問診においてAIを活用するサービスは2018年ごろから提供されはじめ、現在200か所以上の医療機関に導入されています。
AIを活用することで医療従事者や患者への負担軽減、感染症リスクの低下につながっています。

今回は最近普及が進んでいるAIを活用した問診について紹介します。


年間1,000時間の効率化!医師にも患者にもうれしい「AIを活用した問診」とは

AIを活用した問診は専用のタブレットを用いて行います。
まず、患者が自分の症状を入力します。AIは学習した5万件以上の論文データをもとに症状に合わせた質問をします。患者はその質問に答えるだけで問診完了です。

たとえば患者が「お腹が痛い」と入力すると、AIが「お腹のどの部分が痛むのか」、「いつから痛むのか」など、より詳細な内容を質問してきます。
20問ほどの質問に患者が答え終わったあと、問診内容はすぐに医師のパソコンに転送され、そこから疑われる病名も一緒に表示されます。
医師はこのデータをもとに診断をしていきます。


AIの活用で医師にも患者にも大きなメリット

AIを活用する大きなメリットは、問診の際に医師が一からカルテを書く手間を省くことで、医師にかかる負担を大幅に軽減できることです。

「AI問診」を提供しているUbie株式会社では、ひとりあたりの初診の際の問診時間は従来の3分の1程度になり、年間1,000時間もの業務削減が可能と試算しています。
また、実際に導入した病院においても医師から業務量が減ったと評価されています。

また患者の自宅といった病院外での問診が可能なため病院滞在時間が短縮でき、待合室での待ち時間低減や院内感染リスクの低下など患者にもメリットがあります。


「AIを活用した問診」の課題と展望

問診においてAIを活用するサービスの課題のひとつとして問診の精度が挙げられています。より精度の高い問診を実現するためには多くのデータが必要になります。

現在200ほどの医療機関に導入されていますが、患者の回答から得られる情報が多いほどAIの問診精度があがるため、より多くの医療機関に導入される必要があります。
メリットの大きなサービスだけに、広く普及していくことが望まれます。

また、今後の展望としてAIを活用した問診の海外進出も予想されています。
特にアフリカやアジア諸国など、先進国と比較して医療水準が低い地域に展開することで医療レベルを大きく引き上げることができます。

ニューノーマル時代により注目が集まるAIを活用した問診。
S-Collection株式会社も時代の潮流を敏感に感じ取り、お客さまのニーズに合わせた革新的なサービスをこれからも提案していきます。