S-Collection株式会社 メディアについて

S-Collection株式会社のWEBメディアを中心としたメディア事業

食品ロスも解消!?サブスクが持つ可能性!

必要なものはすべて揃う!?サブスクの多様性!

皆さんは「サブスク」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
サブスクとは「subscription」の略で、会員制の定額サービスをさします。2019年には流行語大賞にもノミネートされ、非常に注目されています。代表的なものには、音楽ストリーミングサービスの「Spotify」や「Apple Music」、動画配信サービスの「Netflix」や「Amazonプライム」などがあり、わたしたちの生活に欠かせないものとなっています。
最近では、サブスクの種類も多岐に渡っており、音楽や動画だけでなく、読書、飲食、乗りもの、ファッション、おもちゃ、家具、家電のサービスなど必要なものはすべてサブスクのサービスでまかなえるのではないかと思えるほど増えています。

今回は、サブスクが増えている理由を紹介するとともに、数あるサブスクのなかからサステナブルな社会に貢献するサブスクを紹介します。

新しい文化を創り出すサブスクの魅力!!

なぜサブスクがこれほど注目されるようになったのでしょうか。その理由は大きく分けて3つあります。

ひとつは、消費者が重要視する価値観が、「モノの所有」から「体験」へと変化していることです。
2000年代後半の経済不況を通じて、消費者は「所有」するための初期費用をより意識するようになりました。そのため、高い金額を出して「所有」し「体験」するよりも、毎月一定の金額を支払いながら「体験」することに魅力を感じるようになってきました。このような背景もあり、音楽や動画などのコンテンツも「所有」するのではなく、そのコンテンツを通じて楽しさや感動を「体験」できるサービスが増えてきています。

ふたつ目は、「サブスクを利用することがサステイナブルな社会への貢献につながる」ためです。
前述の「所有」しないことは「捨てない社会」にもつながります。サービスの利用を検討する際に、自分のお財布事情だけでなく、「世の中のためにもなる」と思うと自分の決断をあと押しすることができます。たとえば、アパレルのサブスクで考えてみると、毎月服を購入するよりも、サブスクのサービスを利用するほうが「似合わなくて捨てる」ことや「飽きて捨てる」ことなど服を無駄にしてしまうことが少なくできるので、「エコ」を考えてサービスを利用する方が増えています。

そして3つ目は、「サービス提供者に継続的な利益がある」ことです。
毎月定額制のサブスクは利用者が増え、継続的な利用が増えると、ストック収入となり安定的な収入を生み出します。サービスを提供する企業としても、ほかの企業よりも優れたサービスを提供するために工夫が生まれ、よりサブスクの質を上げていきます。

サブスクを利用することで新しいライフスタイルが生まれ、それは人々の価値観に影響を与え、サステイナブルな社会の実現といった新しい文化の創造にもつながっています。

社会問題へ貢献するサブスクの可能性!

これまで触れてきたように、サブスクにはさまざまな種類のサービスがあります。サブスクが社会問題への貢献につながる可能性について、2つのサービスを例に紹介していきたいと思います。

社会問題のひとつとして、「食品ロス」があります。日本では、食品由来の廃棄物のうち、まだ安全に食べられる「食品ロス」の総量は2016年度で643万トンにものぼります。この数字はアジアではワースト1位、世界で見てもワースト6位であり、その処分に必要な税金はおよそ1兆円といわれています。
この食品ロスの問題に貢献するのが、「Reduce GO」というサービスです。「Reduce GO」は、食品ロスを削減するプラットフォームとして、食品ロスを減らしたい小売店や飲食店と、食費を抑えたいユーザーをつないでくれます。

また、廃棄の問題は食品業界だけでなく、ファッション業界でも非常に深刻な問題となっており、国内の年間供給数量は約29億点。そのうち15億点が消費者の手に渡らず売れ残ってしまった余剰在庫といわれています。
この問題に対して、「Laxus」では、高級ブランドバッグのシェアリングサービスをとおして、「買う」ではなく「借りる」というサービスを提供しています。
モノを所有しなくなることで、捨てることも減るため、廃棄問題の解消にもつながります。このようなシェアリングサービスの普及により、ファッション業界におけるサービス提供のあり方にも変化が起きていくことが期待されます。

これからの時代は、運営会社とユーザー、登録店舗にメリットがあり、さらに社会問題へも貢献できるサービスが注目されてくることでしょう。
S-Collection株式会社も世の中の多くの方の役に立つ企業であり続けます。