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まだまだ成長市場!?YouTuberのこれから

気になる!YouTuberの未来予想図

昨今注目されているYouTuberは、まさにインターネットの時代を象徴する存在といっても過言ではありません。YouTuberが注目されたのはここ数年の話です。成熟した職業や市場というわけではないだけに、今後の Youtuberの動向については意見がわかれているようです。今回はYouTuberのこれからについて取り上げていきます。

 

1.大企業の相次ぐYouTube広告撤退と厳しくなる広告規制

YouTuberの今後に対してネガティブな見方をする人がいます。その理由のひとつにYouTube広告から撤退する企業がでていることがあります。

ウォール・ストリートジャーナル』によると大手企業「コカ・コーラ」「スターバックス」「GM」らがYouTube広告からの撤退を表明したと報じています。理由は企業のイメージに合わない動画に広告が掲載されてしまうためです。広告効果が低いというわけではなく、企業のブランドイメージを保つために撤退する判断を下したようです。

今後も広告を掲載する企業が少なくなれば、YouTubeを運営するGoogleの広告収入が減り、ゆくゆくはYouTuberに支払われる広告料が減るという見方ができます。しかし、YouTuberのなかには、そもそも動画への掲載広告を主な収入源にしているわけではなく、動画での商品紹介のように、企業とタイアップすることで企業から広告収入を得ているケースも多いので、ひとえに広告掲載が減るからといって、著しい状況の悪化につながるとはいえないのが事実です。

また、ネガティブな要因のもうひとつは、動画の規制が厳しくなっているということにあります。人気のYouTuberの動画であっても、掲載の途中で広告が消されるケースがあります。他者を攻撃する動画や、差別的な動画、暴力的な動画には規制が入り、広告が削除されるということがあります。より規制が厳しくなれば、今後YouTuberを生業としていくのは簡単な道ではないことは確かです。

YouTuberのなかには芸能事務所に所属し、「この芸能事務所のYouTubeなら信頼できる」というようにお墨付きをもらうケースも多く見られます。事務所所属の芸能人が影響力を出すように、YouTuberにもこのケースが増えていくかもしれません。

 

2.YouTubeのユーザー数はさらに増加するという見方が有力!

ポジティブな見方としてYouTuberへの需要はまだまだ増加するという考えがあります。
数年前まではパソコンを媒体としてYouTubeを見るケースがほとんどでしたが、昨今のタブレットスマートフォンの普及により、より多くの人がさまざまな手段でYouTube動画に触れることができます。つまり、必然的に動画の再生頻度も増えるという見方です。YouTubeのユーザー数はまだまだ増える余地があり、それにともなって発信力を持つYouTuberへの注目もより高まっていくという考えもあります。

また、小学生のなりたい職業ランキング第3位にYouTuberが登場するなど、若い世代においてのYouTuberの存在は以前よりも増しています。子供向けの教育プランを企画する某企業では、今年の4月より小学生向けのYouTuberの講座をスタートする予定です。YouTuberの仕事を学ぶことが、企画力や、効果的に発信力、表現力を磨くことや、能力を得ることが期待できるというのが理由です。また、インターネットや動画に関わるセキュリティーを学ぶことで自分を守る力も身につきます。今後もYouTuberの存在や、YouTuberの仕事自体が若い世代のなかで、より影響力を発揮していく可能性が高いでしょう。

また、冒頭で触れたように広告収入が減ることにより、仮にYouTuberの市場の成長が期待できなくなるようなことがあったとしても、YouTuberのような存在はなくならないということも考えられます。YouTubeがなくなっても、YouTuberはなくならない。それは、かつてニコニコ動画での影響力のあるユーザーがYouTubeに移ったように、次に注目される動画サイトへYouTuberが移ればよいからです。発信力のある存在がより求める情報を効果的な媒体を使って動画で発信していくこと自体に、価値があるのではないでしょうか。