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SNS活用で反響20倍!飲食店のマーケティング戦略最前線

SNSの活用が成功のカギとなる!?


飲食店にとって有効な集客ツールにLINE、TwitterFacebookおよびInstagramなどのSNSがあります。チラシ配りやメールマーケティングよりも少ない労力で多くの人にリーチできることが大きなメリットです。
一度フォローしてもらうか友達登録してもらうと、定期的にキャンペーンの情報を届けてアピールすることができるため、長期的な関係も築きやすくなります。

チラシやメルマガといったお店からの一方的な情報発信からSNSを使ってお客さまとコミュニケーションを取る集客に変えてから反響が20倍以上になって、売上も大幅にアップしたという成功事例が多数あります。

最近、飲食店はSNSを活用して集客していますが、すべてのSNSに同じ投稿をしている場合も多いのではないでしょうか。実は、それぞれのSNSの特性を活かして集客することが売上アップのカギとなります。まずは、各種SNSの特徴と活用方法を見ていきましょう。

1.それぞれのSNSの特徴と戦略

■LINE(https://line.me/ja/
・最も流行しているSNS。世界で月間アクティブユーザー数が2億1700万人以上、日本国内の月間アクティブユーザー数は7,000万人以上(2017年時点)         
・会話がスピーディ
・動画やファイルの転送もスピーディ
・個人情報を公開することなく連絡ができ、LINE Payを使えば銀行口座を伝えることなくお金を送金もできる
・「LINE公式アカウント」と「LINE@」というふたつのサービスがある

<LINE公式アカウント>
マーケティングツールのひとつとして採用している企業が増えていて、おもに大企業向けです。
「アカウント登録したユーザーは自社スタンプをダウンロードできる」、「公式ブログや公式アプリ一覧で表示され、友達を獲得しやすい」という機能があります。ただしその分費用が高く、4週間の利用で800万円からとなっています。

<LINE@(https://at.line.me/jp/)>
実店舗が存在する企業向けに使用されています。「LINE公式アカウント」とくらべると露出度を高める工夫が必要ですが、コストは圧倒的に安いです。
無料版と有料版(税込月額5,400円)があり、無料版では月に1,000通しかメッセージを送れないため友達が増えたら有料版に切り替える必要があります。
某大手焼肉チェーンはLINE@の導入でメルマガの10~20倍の反響があり、月間売上が600万円アップしたという成功事例があります。

どちらも最大の特徴は友達となったお客さまと1対1でトークができることです。「LINE公式アカウント」の場合、おもに予約やメニューの確認に使われます。お店からメッセージの通知がお客さまに行くので見逃されるリスクは少なく、LINEクーポンを使用してアピールできるのもメリットです。
また、LINEグルメ予約の機能を無料で追加することでスムーズな予約管理ができます。

Twitterhttps://twitter.com
・配信の気軽さ
・情報の速報性が高い
・さまざまなお役立ちボッドが運用されている
ほかのSNSは1週間に数回程度しか配信しないかもしれませんが、Twitterは1日数回ツイート(配信)するのが効果的です。キャンペーン情報だけではなく「おはようございます。今日は寒いです。温まりたいときはぜひご来店ください」というように友達と話しているような身近に感じられるツイートをすることでよりファンを増やしていくことができます。
某有名カフェではお店のキャラクターが1日に数回ツイートしていて人気です。                               

Facebookhttps://ja-jp.facebook.com/
・ほかのSNSに比べて長文が読まれる傾向にある
・年齢層の幅が広い
お店のこだわりを写真と一緒にしっかり伝えていきましょう。親近感をもたせるためにスタッフの写真やお客さまのグループに写真撮影と投稿を許可いただいて載せる方法も有効です。できるだけお店のリアルをていねいに伝えます。Facebookは1週間に1~2回を目途に更新するのが効果的です。

某有名ハンバーガーは従来通りのマスメディア広告だけではなくリーチできない層にアプローチするためにFacebook動画広告を実施しました。コミュニケーションの場というFacebookの特性を活かすため、あえてツッコミどころがある動画をつくり、従来のマスメディア広告でリーチできなかった若年層からの反応を得ることができました。安価な広告費用でリーチすることができ、結果的に認知の向上、売り上げ件数1.3倍の増加につながりました。

Instagramhttps://www.instagram.com/
・文章ではなく写真を投稿するSNS
・世界の人々と写真を共有できる
・ほかのSNSと連動できる
Instagramは写真が中心なので文章が苦手という方が利用しやすいSNSです。また、シェアやリツートのように拡散するというよりは、ハッシュタグをたどって好きな画像や好きな人を見つけるという使い方なので、他人に左右されずに自分の見たいものに特化できます。Instagramは1週間に2~3回の更新が効果的です。

某世界的コーヒーチェーンはお店のロゴが入ったカップを用いたアート写真やユーモアのある写真、心があたたまる写真など、ホッと一息つきたいときに思わずお店を連想しやすい投稿が特徴的です。コーヒーを飲むシーンの感情を的確に写真で表現しているのが読む人の心をつかみます。

2.共感を覚えてもらいブランド認知を拡大する

SNSを用いたマーケティングの目的は、売込みではなく共感をしてもらうことです。Facebookで「いいね」を押すときやTwitterリツイートする理由は、その内容に共感して、ほかの人にも知ってもらいたいからです。
また、SNSは双方向のコミュニケーションです。お店のスタッフは多忙でなかなかお客さまとゆっくり会話をする時間が取れません。SNSを活用することでお店以外でお客さまとコミュニケーションを取ることができます。
SNSの特性を活かして、多くの人の「自分の知っているお店」「知人に紹介したいお店」になることが繁盛店への近道になります。