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丸亀製麺が魅せる!30分飲み放題の価値

なぜ丸亀製麺は30分飲み放題を展開したの?

 

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丸亀製麺といえば、打ちたて、茹でたてを手軽に食べることができる、トリドールホールディングス(HD)がチェーン展開している讃岐うどん専門店です。
「かけうどん(並)」が1杯290円と手頃な値段のため、顧客からは昼食時を中心に立ち寄られます。

今回は、そんな丸亀製麺がなぜ30分飲み放題を打ち出したかについて紹介します。


1.そもそも30分飲み放題ってどんなもの?

 

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30分飲み放題は、浜松町のハマサイト店をはじめ、特定の店舗において午後5時以降限定で提供しているサービスです。
人気が高いメニューはAセット(1,000円)で、うどんセットか親子とじセットを選べることができます。
また、BセットやCセットもAセットからトッピングが変わり、利用者を楽しませてくれます。


2.なぜ30分飲み放題をしたの?

 

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丸亀製麺では昼の利用者が多いことに対し、夜はどうしても空席が目立っていたため、この課題の改善を目的として30分飲み放題のサービスがはじまりました。

ちなみに、一般的に飲み放題といえば、2時間が定番です。
しかし、働き方改革がすすむなか、残業時間削減の流れもすすみ、「飲みニケーション」は若いビジネスパーソンから敬遠されてきています。
そこにトリドールホールディングス(HD)が目をつけました。
30分であれば、気軽に寄れ、さくっと飲んで帰ることもできます。
また、値段も1,000円程度とリーズナブルな設定になっているため、友人や同僚、後輩などを誘いやすいというメリットもあります。


3.30分飲み放題をやっている店舗

30分飲み放題は都内を中心として下記の店舗でサービスが展開されています。

品川店
霞が関コモンゲート店
新宿三井ビル店
日比谷帝劇ビル店
東京オペラシティ
アイガーデンテラス店
新宿文化クイントビル店
渋谷メトロプラザ店
六本木ティーキューブ店
中野セントラルパーク
ハマサイト店
信濃橋店
ThinkPark店
大崎センタービル店


4.30分飲み放題をした結果は?

2016年6月から30分飲み放題を実施した結果、夜間の平均客数は1日100~150人程度だったところから、来客数が100人程度増えた店舗も出てきました。

このように、丸亀製麺をはじめとするファストフード店では、現代の消費者ニーズをつかむために、さまざまなサービスを展開しています。
仕事帰りや後輩との飲みニケーション、友達とのちょっとした飲みに利用してみると、これまでとは違った楽しい雰囲気を味わえるのではないでしょうか。

S-Collection株式会社では、これからも世の中へまだ十分に知られていない情報にも目を向けて発信していきます。

いまさら聞けない!ふるさと納税の基礎知識

ふるさと納税の知識を深めて、あなたも納税してみよう!

ニュースなどでも話題になっている「ふるさと納税」ですが、どのような仕組みをしているか、具体的にどのようなメリットがあるかなど意外と詳しくは知らない方もいるのではないでしょうか。

今回は、ふるさと納税のことをよく知らないという方はもちろんのこと、すでに納税したことのある方もおさらいとして、ふるさと納税について知識を深めていきましょう。

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1.ふるさと納税の仕組み

ふるさと納税は、自分が応援したいと思う自治体に寄付ができる仕組みのことです。寄付をすることで、寄付先の自治体の発展に貢献できるだけでなく、お礼として、その地域の特産品がもらえ、さらに税金も控除される仕組みになっています。

自己負担額は2,000円かかるため、50,000円を寄付する場合、48,000円の税金負担が軽減され、特産品がもらうことができます。

2.ふるさと納税のメリットとデメリット

税金が抑えられる上に、多くの特産品をもらえるという画期的な仕組みのふるさと納税ですが、ここではあえてメリットだけでなくデメリットも挙げてみました。

<メリット>
・住んでいるところや地元に関係なく寄付できる
・寄付の用途を指定できる
・特産品をもらうことができる
・複数の自治体に寄付できる

<デメリット>
・控除される金額に上限がある
・手間がかかる
・控除は翌年になる
・自己負担額が2,000円かかる

ふるさと納税の最大のメリットを一言でいうと、2,000円で特産品をもらえるということです。

 

また、デメリットにある「手間」ですが、現在はワンストップ特例制度ができたことで、以前よりも控除の申請のための手間は少なくなりました。

3.控除金額の上限について

ふるさと納税による控除金額は、寄付者の年収や家族構成、住んでいる地域によって異なります。
目安としては、独身の年収450万円の人は50,000円程度まで寄付することができますし、共働きで子供1人、年収750万円だと100,000円程度まで寄付することができます。

これは、あくまで目安ですので、より詳しく知りたい方は、「さとふる」や「ふるさとチョイス」などのサイトのふるさと納税控除上限額のシミュレーションなどを参考にすることがオススメです。

4.申し込み方法について

申し込みは各自治体のホームページや「さとふる」や「ふるさとチョイス」などのサイトから申し込みが可能になります。

寄付に関しては、最近では振込ではなく、クレジットカード払いもできる自治体が多くなってきていることもあり、より簡単にふるさと納税をつかうことできます。

このように、ふるさと納税はだれもが申し込みしやすく身近な存在になっています。そして、特産品のなかには、お肉や魚をはじめ飲料などさまざまなものがあります。
一度、ホームページをのぞいてみるとほしい特産品がみつかるかもしれませんね。

LINE以外も知っていますか?世界で利用されているメッセージアプリ①

LINEは日本と数か国のみ!世界で圧倒的に利用されているメッセージアプリとは

日本では、スマートフォンでのコミュニケーションツールとして、LINEアプリが圧倒的なシェアを占めています。
LINEがスマートフォンユーザーの生活に欠かせないインフラと化している一方で、日本以外の国ではLINEの利用率は低く、ほかのメッセージアプリが圧倒的に多く利用されています。

今回は、世界で利用されているメッセージアプリにどのようなものがあり、どれくらい普及しているのかについて紹介します。


1.世界では、WhatsAppとFacebook Messengerが強い!

SimilarWebが2018年2月に行った調査によると、世界でもっともダウンロードされているメッセージアプリは「WhatsApp」で、2番目が「Facebook Messenger」となっています。
調査対象となった188か国のうち、WhatsAppは104か国で、Facebook Messengerは64か国で一番人気のメッセージアプリとなりました。

どちらもFacebook傘下のサービスですが、それぞれ月間アクティブユーザーが10億人を超えており、この2大アプリが世界のマーケットを牽引していることがわかります。
セキュリティ性が高いことや、機能がシンプルでわかりやすいことなどが、多くの国のユーザーに共通して支持されています。


2.LINEやWechatはグローバル化に課題

LINEは日本、タイ、台湾のアジア3か国で一番人気のアプリとなりましたが、前述の「WhatsApp」や「Facebook Messenger」と比較すると、世界でのシェアは格段に低くなっています。

中国でもっとも利用されているメッセージアプリ「WeChat」も、海外展開においては苦戦をしています。
月間アクティブユーザー数が10億人を超えていますが、その8割以上が中国人ユーザーとなっています。

「Wechat」は、モバイル決済システムなどと連動して中国人の生活インフラの一部となっていますが、国際版Wechatアプリにはこの機能がないため、中国国内での使いやすさに限定されているのが現状です。

今後、「WhatsApp」と「Facebook Messenger」の2大アプリを越えるようなメッセージアプリが登場するのかが注目されています。

S-Collection株式会社では、企業様とお客さまをつなぐ存在として、今後もメディアやマーケティングに関する最新情報を提供してまいります。

急成長!?なぜ広がるQRコード決済の謎!

PayPayやLINE Payにはどんなシステムがつかわれているの?

PayPayの100億円還元キャンペーンや、LINE Payの20%還元キャンペーンという広告を見たという方も多いのではないでしょうか。

今、PayPayやLINE PayをはじめとするQRコード決済が徐々に普及してきています。

今回はQRコード決済はどういうものか、店舗側、利用者側にどんなメリットがあるかを紹介します。

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1.QRコード決済とは?

QRコード決済を使うときには、スマートフォンなどの端末にPayPayなどのアプリをインストールし、クレジットカードと連携設定をします。
そして、特定の店舗の支払い時にそのアプリを開きQRコードを読み取ってもらうだけで決済されるシステムです。

2.QRコード決済のメリットは?

QRコード決済を導入する店舗側の大きなメリットとして、まず新しく専用の端末を購入、またはレンタルする必要がないということが挙げられます。
最近では、iPhoneなどの端末を利用している店舗も少なくありません。
QRコード決済は、カメラ付き端末があれば手軽に導入することができます。

また、利用者にとっても自分の持っている端末にアプリを入れ、クレジットカードと連携設定をするだけで簡単に使い始められるため、手ぶらで買い物をすることができるようになります。

3.QRコード決済のこれからの課題は?

このように店舗側にも利用者側にもさまざまなメリットがあるQRコード決済ですが、課題もあります。

課題としては、QRコード決済のスピードは利用者に依存してしまうことです。
現金やSuica決済など今までの慣れた決済方法とは異なり、QRコード決済の場合は利用者がアプリの提示に手間取ったり、端末の通信状態やシステム障害などのアクシデントにより何十秒もかかる可能性や支払いができないこともあるかもしれません。

また、QRコード決済が利用可能な加盟店が少ないことも課題のひとつです。
そのため買い物に出かけるときは、まだ現金やカードを持ち歩く必要があります。

4.まとめ

メリットもありますが、まだ課題も残るQRコード決済ですが、最近ではアプリ提供会社の増加やそうした会社のキャンペーンにともない、加盟店が増加しています。最近では、コンビニエンスストアやドラックストアでも利用できる店舗が増え、支払方法としてより一般的となってきました。

支払方法として一般的になるにつれて、利用者はますます操作に慣れていくだけでなく、通信インフラの整備も進んでいくことが予想されるため、上記で挙げた課題も近い将来には解決されるでしょう。

現金を持たずとももどこにでも出かけられる時代はすぐそこまで来ています。

人工知能は小説家の夢をみるか?

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人間だけじゃない!AIがクリエイティブな業界に進出する時代へ!

昨今、人工知能(AI)がチェス、将棋の世界で人間に勝利したというニュースは記憶に新しいと思います。
また、AIが人間の職を奪うと予想されるなど、なにかと話題に上がることが多くなりました。
そんなAIが、ついにクリエイティブな業界にも進出を果たしました。
AIが小説を書き、さらにその作品が星新一というショートショートのSF作家の賞の一次選考を通過したといいます。

AIが書く小説はおもしろいのでしょうか。
小説の分野でも人間を圧倒していくのでしょうか。
今回はSF作家の視点を踏まえながら紹介します。

1. AIが小説を作成するまでの流れとは?

AIはどのように小説を書いているのでしょうか。

はじめて取り組まれたときは、すでに存在する文章の一部を変えて、新しい文章をつくるという方法でした。
しかし、この方法はコピペと大差がなく、味気ない文章になってしまうという問題がありました。
それを改善するために、文章の構造と合うような言葉を選択して小説を生成する方法へ変更しました。
具体的には、人間が物語の大筋を書き上げ、そのストーリーのあらすじに沿う言葉を用意します。
それを組み合わせることで自動小説生成が行われます。

プロットには、人狼ゲームをAIがプレイした結果のゲームログが使用されました。
それをもとに人間が小説の作成に必要な文章を追加し、AIがプロットに合わせて組み合わせることで小説が完成します。
上記の方法により、人間が書く小説に近い文章を作成することが可能となり、2016年の星新一賞の一次選考を通過するに至りました。

2. SF作家が語る、AI小説の欠点について

AI小説の一番の課題は、AIが必要とする試行回数を稼げないことです。

SF作家の藤井太洋氏は「AIは非常に優秀な統計マシーンでしかありません。囲碁や将棋など何度も試行が可能な分野では人間に勝ります。しかし、小説で有意な試行回数を稼ぐことはむずかしいでしょう」と話します。
その理由は、「小説のおもしろさが外部に現れるのは市場だからです」とのことです。

つまり、売れる文章、売れるキャッチコピーを事前にデータ化し、それらをAIに繰り返し試行させる必要があるということになります。
星新一賞の一次選考を通過したのも、星新一の小説データをAIに記憶させ、何度も試行させたことが理由として挙げられます。

AI小説には、まだまだ課題が山積みです。
しかし、課題があるということは、それらを改善することでよりよい作品がうまれることを意味します。
今後もさらなる発展が予想されるAI小説に注目です。

情報収集からイーコマースへ!広がるキュレーションサイトの可能性

キュレーションサイトの活用方法が変わる!キュレーションサイトはマーケティングツールとして有能!

以前、「情報収集には欠かせない!キュレーションサイト活用法の概要」にて、キュレーションサイトの利点などを紹介しました。

インターネット上にある膨大な情報は、一定の価値観や見方によって整理、再構築されたコンテンツとなっていることに価値があります。
さらに最近では、このキュレーションサイトの新たな活用法が注目されています。
これは、情報収集のツールだけでなく、マーケティングに活用しようという目論見です。

今回は、キュレーションサイトをマーケティングツールにするとはどういったことか、どのようなメリットがあるかについて、実例をもとに紹介します。


1.キュレーションサイトがなぜマーケティングにつながるのか

キュレーションサイトには、短時間でより有益な情報を収集できるという利点があります。
ユーザーにこの便利さが広く認知されてきており、また検索エンジンにおいても、まとめサイトは価値がある情報と認識されやすいです。
そのため、キュレーションサイトが検索結果の上位に表示されることが多くなっています。

このような特性を、イーコマース(EC)へ活用する流れが活発化しています。
ユーザーへの情報提供から一歩進んで、ECサイトでの購買行動にまでつなげる、つまりマーケティングに役立てるということです。

具体的には、まず、キュレーションサイトから既存のECサイトへ導線をつくる、またはキュレーションの要素を取り入れたECサイトを新たに構築します。
そのことにより、ECサイトの新規顧客やリピーターの確保、および売上アップを試みる事例が増えてきています。

従来のECサイトでは、たくさんの商品が同様に並列されていて、ユーザーがほしいもの自分で探すという形態が主でした。
そこへ、キュレーションを取り入れることよって「このサイトに来ればこんな商品に出会える」といったように、ECサイト自体をブランディングできるのです。

そのため、ユーザー自身でもEC事業者でもない、第三者のいわゆる「目利き力」が売りとなり、商品を選定する基準(テイスト、世界観、品質、人気度など)で差別化できます。
これこそ、キュレーションをECサイトマーケティングへ活用する場合の大きなメリットです。


2.キュレーションサイトとECサイトを組み合わせた、さまざまな事例が登場!

前述した、キュレーションサイトから既存のECサイトへ導線をつなげた成功例としては、ファッション通販のZOZO TOWNと連携した「WEAR(ウェア)」があります。

WEARは、著名人や一般ユーザーがファッションコーディネートを投稿するアプリです。
投稿を見て気に入った商品を、ZOZO TOWNやブランドのオフィシャルECサイトで購入できるよう連携したことで、ECサイトの売上アップにつながりました。
WEAR運営開始から約2年の2015年10月時点で、WEAR経由でのECサイト月間売上が10億円を突破する実績となりました。

一方で、キュレーションを活用して構築されたECサイトは「キュレーション型ECサイト」などと呼ばれています。
その有名な成功事例として「北欧、暮らしの道具店」が挙げられます。

特徴は、ひとつのアイテムに関する商品説明が丁寧で、写真、文章ともに充実していることです。商品の使用感や使い方の工夫が書かれていたり、外部のライターによる暮らしに役立つ「読みもの」も別途掲載されていたりと、付加価値となる情報がユーザーの心を掴んでいます。
はじめは購入意志がなくても、定期的にサイトを閲覧しにくる人を増やすことで、潜在顧客の確保に成功しています。

このように、キュレーションサイトを活用することで、ECサイトマーケティングは進化し続けています。

今後も、S-Collection株式会社は、企業様にとって欠かせないマーケティングやPRに関する有益な情報提供を行ってまいります。

SNSを用いてファンを育成!アンバサダーマーケティングのメリットとは

熱心なファンづくりと、ファンによる「口コミ」を生み出すマーケティング手法

これまで、企業が商品やサービスの広告やPRに用いる媒体は、テレビや雑誌などのマスメディアが主流でしたが、近年ではSNSなどのソーシャルメディアを活用する流れへと大きく変化しています。
なかでも最近大きな注目を集めている手法は、アンバサダーマーケティングという、自社商品の熱心なファンによる「口コミ」を通じて新たなファンを獲得していくマーケティング手法です。

今回は、アンバサダーマーケティングにどのようなメリットがあるかを、インフルエンサーマーケティングとの違い、企業による実際の活用事例とともに紹介します。

 

1.インフルエンサーとアンバサダーの明確な違い

アンバサダーマーケティングは、インフルエンサーマーケティングと形態が似ているといわれています。
インフルエンサーマーケティングについては、以前「近年急増中!インフルエンサーに「広告」を任せる企業のメリット大公開」にて、特徴やメリットを紹介しました。
両者は、SNSを通じて特定の商品やサービスをおすすめするという点は同じですが、「どのような人が」「どのような目的で」行うかが明確に異なります。

まず「インフルエンサー」は、SNSやブログのフォロワー数やエンゲージメント率といった、具体的な影響力をもつ人を指します。
影響力がある人に発信してもらうことで、商品やサービスの認知度を効果的にアップさせる仕組みが、インフルエンサーマーケティングです。

一方で、「アンバサダー」とは総じて、会社や製品に対して強い愛着や熱意があり、知人に口コミなどの情報発信を主体的に行ってくれるような顧客(ファン)を指します。
コアなファンがもつ、周りの人にも知ってもらいたい、いいところを教えてあげたい、といった心理からくる「口コミ」活動を、キャンペーンなどによって企業が促していくことが、アンバサダーマーケティングの基本的な仕組みです。
どれだけの影響力があるかはあまり論点とならず、熱意があるファンは誰でもアンバサダーになれる可能性があります。

インフルエンサーマーケティングも、アンバサダーマーケティングも、SNSを活用する点で、マスメディアを用いた場合よりも、高い反応率が見込める相手に対して発信できるという前提があります。

そのなかで、インフルエンサーマーケティングでは拡散力(どれだけの人に認知されたか)が重視され、アンバサダーマーケティングでは顧客との関係づくり(どれだけの人が新たなファンになったか)が重視されます。

熱量のあるファンが、より口コミをしたくなるような環境をつくり、ファンのはたらきかけによって新たなファンを生み出せることが、アンバサダーマーケティングの大きな魅力です。


2.さまざまな企業で活用されるアンバサダーマーケティング

アンバサダーマーケティングは、実際に多くの有名企業でも採用されています。
まずは熱量の高いファンを確保する目的で、ファン同士の交流やSNSを通じた定期的な発信を促す事例もあれば、ファンがファンを生み出すところに注力した事例もあります。

ネスレが実施する「ネスカフェアンバサダー」は、他社に先駆けて成功をおさめたといわれていますが、その一因は、アンバサダーがアンバサダーを紹介する制度が機能したことです。

まず、ネスカフェアンバサダーに登録すると、コーヒーの定期購入を前提にコーヒーマシンを無料で使用することができます。
職場などにコーヒーマシンが置かれ、ネスカフェのコーヒーを飲む人が増えることで、商品やブランドを認知してファンになるきっかけがつくられます。
さらに、紹介した人とされた人の双方に特典がある「アンバサダー紹介制度」を設けたことで、SNSなどを通じて、知人にアンバサダー制度を紹介していく「口コミ」が広がりました。
公式サイトによると、ネスカフェアンバサダーへの申し込み件数は40万件を突破しています。

現代は、以前から行われてきた「口コミ」を、SNSを活用することによって、効果的かつ即時的に、また広範囲にわたって行うことができるようになりました。
そんななか、「口コミ」を行うファンにも、情報を受け取る潜在的なファンにも、そして商材を提供する企業側にもメリットがあるようにと考えられた仕組みが、アンバサダーマーケティングであるといえます。

これまでの成功事例をもとに、今後もアンバサダーマーケティングはより多くの企業で起用され、さまざまな工夫を凝らした事例が生み出されていくでしょう。

S-Collection株式会社では、今後も時代の流れにそった最新のマーケティング、PR戦略に関する情報を提供することで、企業様のお役に立ってまいります。